株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様

2014年04月01日

今回は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 第3リクルート部 神奈川地区 リクルートフィールドカウンセラー主事、末次秀生様との対談です。

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平成24年2月 神奈川県相模原市緑区大島において、セブン‐イレブン相模原大島南店がオープン致しました。当プロジェクトは当社が所有者さんと長年、管理委託業務をさせて頂いておりました貸倉庫を解体し、セブン‐イレブンさんが出店するという一大事業となりました。

actio社長 遠藤(以下:遠藤):この度は開店おめでとうございます。

末次さん:ありがとうございます。

遠藤:今回は既存の大きな倉庫がある土地にセブン‐イレブンさんが出店希望されて、解体から建築とずいぶん紆余曲折もありましたけれど、この前の開店セレモニーで、所有者さんも運営オーナーさんもみなさんすごく満足されていたようでよかったです。 その後、お店の様子はいかがですか?

末次さん:順調に推移しておりまして、今は相模原市全体の平均の売上を上回っています。

遠藤:まだ半年経っていないですよね。

末次さん:運営しているオーナーさんも非常に喜んで頂いて、私どもとしても非常に喜ばしいことです。

遠藤:立地の問題ですかね。

末次さん:決して店舗の周りに住宅やマンションが多いような場所ではありません。

遠藤:そうですね。畑が目立つ場所ですよね。

末次さん:やはり交通の要所という部分がありますので、商圏が広くて深いというところがあって、それが立ち上がりから堅調の要因ではないのかなと思います。

遠藤:調査能力が発揮されてあたったということですね。

末次さん:長くお借りして長く運営させていただくということを考えるとやはりこの立地選定というのが、いちばん重要な仕事というように私は考えております。

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遠藤:開店日の「ターンキーセレモニー」に参加させていただいたのですが、とても感動的というか、盛り上がるセレモニーで非常に印象に残りました。運営オーナーさんの気持ちを高めるというか、やる気を引き出すというのもセブン‐イレブンさんの重要な運営の部分なのでしょうか。

末次さん:そうですね。立地もすごく大切なのですが、立地特性を最大限に生かすも殺すもオーナーさんの手腕によるところが大きいです。 運営オーナーさんも長年勤められた会社を退社されて始めるということで、強い意気込みというのを感じました。

遠藤:運営力が重要な柱なわけですが、当然店舗開発力と商品力もあると思うのですが、この1年位、セブン‐イレブンさんは棚の品ぞろえを変えてきましたね。 お惣菜・サラダ・電子レンジで調理できるラーメンなど・・・ 美味しくて手軽な商品を出されてきましたが、売り上げはいかがでしょうか

末次さん:おかげさまで非常にご好評頂いております。日本全体の大きな環境の変化としまして、ひとつが少子高齢化、2つ目が女性の社会進出、3つ目が小売店舗数の減少というのがあると思います。そんな状況の中、コンビニは近くて便利ということで、若い方をターゲットにしていましたが老若男女問わず、便利に使っていただくために商品の品ぞろえを大きく変え、スーパーのかわりに使って頂けるような品ぞろえで価格面を含めて見直した結果が今ご好評をいただいております。

遠藤:コンビニエンスストアでの平積みというのを昔はあまり見かけなかったのですが、最近は新しいお茶を置いたり、ティッシュやトイレットペーパーを置いたりというのを見かけるようになりましたが…

末次さん:プライベートブランドの商品価値と値頃感をアピールするためにいろいろな展開をしておりますが、まだまだコンビニ=定価販売という考え方が消費者の方には多いので、ボリューム展開をしてお客様の目に留まるような陳列を心がけております。

遠藤:やはりプライベートブランドというとセブン&アイグループの総合力がそのまま発揮してくるわけですよね。

末次さん:そうですね。セブン‐イレブンのお店が約1万4千店ありますので、その規模ということで考えると非常に商品の競争力も高まってきています。そういった意味ではプライベートブランドが今、強力な柱になっているということです。

遠藤:あとは、街におけるコンビニの役割が変わってくると思いますが、一部では住民票が取得できるコンビニがありますよね。今後のコンビニの方向性は戦略的に何かお持ちですか?

末次さん:神奈川県では藤沢市・座間市で住民票・印鑑証明のサービスが利用できます。これも全国の各市町村と交渉中で、進み次第拡大させていただいているという状況です。 今後のコンビニのありかたということでお話しますと、社会のインフラとしてよりサービス面を充実させていくことが重要だなと考えております。 具体的には、お店が女性や子どもの緊急避難場所や、地域の防犯・防災拠点となったり、買い物に行きたくても行けない人のためにお食事のお届けサービス「セブンミール」を軸に、店舗から積極的に商品をお客様のご自宅にお届けするサービスの強化を考えております。 ますます生活になくてはならない存在になっていこうということを目指しております。

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遠藤:では、ますます町の中に溶け込んでいくということですね。

末次さん:そうですね。

遠藤:今年はまだまだ店舗が増えそうですね。

末次さん:全国で1350店の出店を計画しておりまして、達成に向け着々と進んでいます

遠藤:外国でもコンビニは元気がいいと聞きますが、どういう国で展開していくのですか。

末次さん:現在、世界16か国・地域で展開していますが、その中でもアメリカや中国などのアジア圏においては、出店強化を図っています。やはり小売業というのは地域のニーズをよく把握し、そこにあった商品開発をしていかないとなかなかうまくいかないという部分がありますから、海外においても地域のニーズを的確にとらえ商品やサービスを提供していくことが一番重要なことではないかなと思います。

遠藤:日本のきめ細かなサービス精神が海外でも受け入れられると必ず伸びるでしょうね。 今後ますますの発展が期待されますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。 本日はありがとうございました。

末次さん:ありがとうございました。

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