I様ご訪問

2014年12月04日

■今日は、寒川町倉見にて農業をされながら不動産賃貸経営をされているI様へ訪問させていただき、
お話を伺いました。

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actio黒田(以下:黒田):賃貸経営開始のきっかけは何でしたか?

I様:倉見で水田、畑(主に果樹・野菜)を主として農業を営んできました。先代は公務員として勤務もしていました。賃貸経営は、先代の頃に始めました。理由はいくつかありますが、近隣に住宅が立ち並び水田を維持できなくなってきた事や、所有している畑の一部が工業専用地域となったことから、周囲の農家の方々と足並みを揃えるように土地活用の一環として工場倉庫物件を建てた経緯があります。

黒田:弊社では現在、工場や貸地を管理させていただいております。弊社とのお付き合いのきっかけは何でしたか?

I様:昭和62年に倉庫を建築する時からお付き合いを頂いております。当初は倉庫、住宅付店舗から始め、慣れない賃貸経営に試行錯誤や気苦労もあったとのことですが、現在はアパート等居住用の物件も持っております。

黒田:賃貸経営(入居率・滞納・維持・補修など)の苦労されている点や工夫されている点を教えていただけますか?

I様:近隣に新築の物件が建つ中で、駅からの距離や経年劣化を考慮した賃料設定で入居率を維持し、入退去時の原状回復や共用部分の補修等、物件ごとに収益性と設備投資のバランスも考えています。滞納等については、管理会社を活用することで対応しています。

黒田:相続問題や兼業時代のご苦労等はありましたか?

I様:先代から資産を相続した時には、現役の高校教諭として勤めており、教職員と資産管理と農業との一人三役という状態で、多忙を極めていました。時間的、体力的に継続が困難となったため早期退職をし、現在は資産管理と農業に専念しています。

黒田:所有されている物件だけでなく、ご自宅やお庭のお手入れも行き届いてらっしゃいますね。

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黒田:圏央道開通に伴う寒川地域への期待と展望をお聞かせ下さい。

I様:今年度中に寒川北ICと海老名JCTが開通予定の圏央道や、2027年リニア開業の時期と併せて計画されている、東海道新幹線「倉見」新駅開設に寄せる地域の期待感は大きいですね。人口増加や商業施設の充実、インフラの整備など新たな街づくりとして地域一帯で発展していってもらいたいです。

I様:不動産賃貸経営は現状の収益性を維持しながら、資産や可能性を次世代に残していくものではないでしょうか。

黒田:本日はどうもありがとうございました。